数直線、絶対値、数の大小

今回は数直線について説明していきます。
 下に数直線を示しています。

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 0より右に意味する数は正の数、0より左に位置する数は負の数であることを意味しています。

 

次に絶対値について説明していきます。絶対値とは0からの距離+か-かは関係ない
)のことを言います。
例えば+2も-2も数直線上において0との距離はともに2です。つまり+2、-2ともに絶対値は2ということになります。

 

最後に数の大小について説明していきます。
0は負の数よりも大きく、正の数は0よりも大きくなります

これを不等号(数の大小を表す記号)を使って表すと
負の数<0<正の数と書けます。
開いている方が大きいことを意味しています。

正の数は絶対値が大きい(つまり数直線上において、より右に行く)ほど大きくなり、負の数は絶対値が大きい(つまり数直線上において、より左に行く)ほど小さくなります。

 

問題
(1)次の数の絶対値を答えなさい。
 ①5
 ②-3

(2)次の二つの数の大小を不等号を使って示しなさい。
 ①-2 , 0
 ②6 , -10
 ③7 , 4
 ④-15 , -5

(3)次の3つの数の大小を不等号を使って示しなさい。
 ①0 , 5 , -8
 ②7 , -10 , -20

解答
(1)
 ①正の数はそれ自体が絶対値となる。よって絶対値は5。

 ②負の数は-を外した数が絶対値となる。よって絶対値は3。

 

(2)
 ①0は負の数よりも大きいので、-2 < 0。

 ②正の数は負の数よりも大きいので、6 > -10。

 ③正の数同士の大小は絶対値が大きいほうが大きくなる。

        7と4の絶対値はそれぞれ7と4。よって7 > 4。

 ④負の数同士の大小は絶対値が大きいほうが小さくなる。

        -15と-5の絶対値はそれぞれ15と5。よって-15 < -5。

 

(3)
 ①負の数<0<正の数。また、三つ以上の数の大小を表すときは左から小さい順に

  並べるので、-8 < 0 < 5。

 

 ②正の数は負の数よりも大きいので7が一番大きい。-10と-20の絶対値はそれぞれ

  10と20。負の数は絶対値が大きいほど小さくなるので-20 < -10。

  よって-20 < -10 < 7。