3つ以上の数の乗法
今回は3つ以上の数の乗法の説明をしていきたいと思います。
乗法だけの式における法則が2つあるので以下に示します。
①乗法の交換法則・・・計算の順番を変えてもOK。
例えば、2 × 3も3 × 2も答えは同じになる。
②乗法の結合法則・・・組みを作って計算することが出来る。
例えば、(2 × 3) × 4 = 2 × (3 × 4)。
先に2 × 3をしてその後4をかけても、
先に3 × 4をしてその後2をかけても答えは同じになる。
また、2つの数の乗法の時と同様に、答えの符号を先に決めます。
・ーが奇数個→答えの符号はー。
・ーが偶数個→答えの符号は+。
(偶数)と(5の倍数)を含む乗法の式では、先に(偶数) × (5の倍数)を計算すると計算が楽になります。計算を楽にすることで、計算ミスを少なくすることができます。
問題
(1)(ー2) × (ー4) × (ー6)
(2)(ー25) × 11 × (ー4)
解答
(1)ーの数が3個(奇数)なので、答えの数の符号はー。
よって、(ー2) × (ー4) × (ー6)=ー2 × 4 × 6=ー48。
(2)ーの数が2個(偶数)なので、答えの数の符号は+。
また25は5の倍数で、4は偶数なので先にこの2つを計算する。
よって、(ー25) × 11 × (ー4)=25 × 11 × 4=25 × 4 × 11=100 × 11=1100。