かっこを省いた加減の式

今回はかっこを省いた加減の式について説明していきたいと思います。
かっこを外す時のルールが3つあるので必ず覚えましょう。


①(   )の前に符号がない場合→そのまま外す。
②(   )の前に+がある場合→そのまま外す。
③(   )の前に-がある場合→ーを外し、(   )の中の全ての数の符号を変える。+なら-に、-なら+に変える。

 

なぜ③のようなことができるかというと、
正の数をひく=負の数をたす
負の数をひく=正の数をたす
という関係が成り立つからです。

 

問題

(1)(+3)+(ー5)

(2)(ー6)ー(ー1)

(3)2ー9

(4)ー6ー7

 

解答

(1)(+3)は前に符号がないのでそのまま+3。+(ー5)は前の符号が+なので

    そのまま外しー5にする。よって、+3ー5=ー2。

 

(2)(ー6)は前に符号がないのでそのままー6。ー(ー1)は前の符号がーなので

    中の符号を変えて+1にする。よって、ー6+1=ー5。

 

(3)違う符号の計算では、絶対値の差に絶対値の大きい数の符号をつければよい。

    よって2ー9=ー(9ー2)=ー7。

 

(4)同じ符号の計算では、絶対値の和に共通の符号をつければよい。

    よって、ー6ー7=ー(6+7)=ー13。