累乗

今回は累乗について説明していきたいと思います。

 

累乗とは同じ数を繰り返しかけ算すること、またその結果のことをいいます。

また、右上についている小さな数字のことを指数といいます。

例:2 × 2 × 2=2³←この場合、3が指数。読み方は「2の3乗」。

 

ここで、累乗の計算でよくある間違いを挙げます。

①(ー3)²

②ー3²

①と②は似ていますが答えは異なります。①はー3を2乗しているのに対し、②は3を2乗したものにーがかかっています。

つまり、①は(ー3) × (ー3)=9、②はー3 × 3=ー9となります。この2つの違いは確実に押さえておきましょう。

 

問題

(1)次の式を指数を使って表しなさい。

  ①5 × 5 × 5

  ②(ー2) × (ー2) × (ー2) × (ー2)

 

(2)次の計算をしなさい。

  ①3³

  ②(ー9)²

  ③ー7²

  ④(ー1)^9

 

解答

(1)

  ①5を3回かけているので、5³。

 

  ②(ー2)を4回かけているので、(ー2)^4

 

(2)

  ①3³=3 × 3 × 3=27。

 

  ②(ー9)²はー9を2回かけているという意味なので、(ー9)²=(ー9) × (ー9)=81。

 

  ③ー7²は7を2回かけて、それにーをかけているので、ー7²=ー7 × 7=ー49。

 

  ④(ー1)^9はーが9個(奇数)かけられているので、答えの符号はー。

   また、1は何回かけても1である。よって、(ー1)^9=ー1。